中国国家鉄路集団有限公司によりますと、今年1月から9月までの鉄道による貨物輸送は高いレベルで運行され、輸送量は累計28億9700万トンに達しました。

具体的には、まず貨物の輸送力は持続的に拡大しています。1〜9月、全国では鉄道の1日平均の貨物積載車両数は17万6600両に達し、高い運用水準を維持しました。全国の主要港湾における貨物輸送用鉄道の1日平均の貨物積載車両数は前年同期比5．8％増の3万1500両に達しました。また、発電用石炭の供給を強化するため、発電用石炭11億3500万トンを輸送しました。9月末までの全国371の鉄道直接供給発電所の石炭在庫利用可能日数は37日以上を維持しています。

次に、国際複合一貫輸送の質と効率も向上しています。中国と欧州を結ぶ定期貨物列車「中欧班列」の1〜9月の運行本数は前年同期比7％増の1万3000本で、貨物輸送量は20％増の142万TEUに上りました。中国西部と東南アジア諸国連合（ASEAN）、ユーラシア大陸を結ぶ陸海複合輸送ルート「西部陸海新通路」による貨物輸送は前年同期比14．2％増の63万3000TEUとなりました。中国・ラオス鉄道が輸送した越境貨物は累計355万トンに達し、前年同期に比べて143％増加しました。

さらに、輸送製品の改善と最適化も行われています。1〜9月の鉄道によるコンテナ輸送量は前年同期比5．7％増の2429万TEUで、鉄道と水路の一環複合輸送によるコンテナは10．3％増の945万TEUとなりました。（提供/CRI）