第34回中国SFギャラクシー賞の授賞式がこのほど、四川省の省都・成都市で行われました。中国SFギャラクシー賞は中国のSF小説の成熟を支援することを目的として、「科幻世界」雑誌社が1985年に創設したものであり、現在は中国で最も歴史が長く、もっとも名高いSF作品の賞として知られています。

第34回中国SFギャラクシー賞の15部門の受賞者が発表されました。中編小説部門の最優秀賞は、張潇の『物語にまつわる物語』（原題『和故事有関的故事』）、分形橙子の『デカルトの妖』、楊晩晴の『塔』の３作品が受賞し、短編小説部門では、楊建の『鄢紅』『白頭雀』、孔欣偉の『見えない雲』（原題『看不見的雲』）、任青の『棄日無痕』、江波の『命懸一線』が最優秀賞を授与されました。

また、中国のSF作品の世界への発信に貢献した外国人を表彰する「中国SF国際コミュニケーション賞」が初めて設けられ、1回目の同賞はイタリア人SF小説家のフランチェスコ・ヴァルソ氏に授与されました。（提供/CRI）