中国政府、カナダ人夫婦をスパイ容疑で逮捕=カナダ政府への報復か―中国紙

Record China    2014年8月7日(木) 10時39分

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6日、一般市民がスパイ容疑で逮捕されたことはカナダ社会に大きな衝撃を与えている。写真は中朝国境の街、丹東。

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2014年8月6日、環球時報は記事「スパイ逮捕とはまるで冗談だとカナダメディア、最悪で死刑の可能性も」を掲載した。

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4日夜、新華社は遼寧省丹東市に住むカナダ人夫妻ケビン・ギャラットさん、ジュリア・ドーン・ギャラットさんの2人が軍事機密を盗んだ容疑で取り調べを受けていると報じた。一般市民がスパイ容疑で逮捕されたことはカナダ社会に大きな衝撃を与えている。カナダ政府は先日、中国政府が研究機関を対象としたハッキングを支援していると批判したばかり。報復行為ではとの見方も浮上している。

夫妻の息子であるシメオン氏によると、2人は1984年ごろから中国で暮らし、キリスト教の布教活動や脱北者に対する人道支援活動を続けてきた。2008年ごろから丹東市で喫茶店を経営してきた。同氏は「(スパイ疑惑は)ばかげている。父母はこの30年間、人生を中国の人々の支援にささげてきた」と話している。

ギャラット夫妻が経営する喫茶店は、北朝鮮への道である鴨緑江大橋を一望できる位置にある。海外紙記者はこの喫茶店に陣取り、橋の通行量などを観察していたという。

中国の国家機密は極めて広範な概念で、経済統計から政治指導者の誕生日まで何が国家機密扱いを受けても不思議ではない。有罪判決を受ければ無期懲役となる可能性が高く、最悪の場合は死刑になるという。(翻訳・編集/KT)

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