2024年卒大学生のうち4割が「大学院入試」を選択―中国

人民網日本語版    2023年10月23日(月) 21時40分

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中国の2024年度卒業見込み大学生を対象にした求職サンプリング調査報告によると、回答者の4割以上が「大学院入試」を選択しており、就職の時期を遅らせたいと考える学生が増えていた。写真は四川大学。

中国で先ごろ発表された2024年度卒業見込み大学生を対象にした求職サンプリング調査報告によると、回答者の4割以上が「大学院入試」を選択しており、就職の時期を遅らせたいと考える学生が増えていた。また、回答者の8割以上が卒業してから最初に就く仕事を非常に重視していることが分かった。中国新聞網が伝えた。

Q&Aサイト「知乎」と求人サイト「拉勾招聘」が共同で発表した「2024年度卒業見込み大学生求職サンプリング調査研究報告」は、2024年卒大学生の求職状況を分析したところ、最も多かった回答は「大学院入試」で41%を占め、次に多かったのは「公務員試験・政府系事業組織の正規雇用採用枠試験」で32%だった。また、回答者の15%が「フレキシブルワーク」を選んでおり、「新たな就職の方向性」となっていた。ここから自由を好み、自分の趣味を重視する若者の姿が浮かび上がっている。

報告によると、回答者の8割以上が卒業してから最初に就く仕事を非常に重視しており、「それが自分のキャリア全体に影響を与える」と考えていた。一方、「自分に最も適した仕事を見つけるために、大胆なチャレンジに挑みたい」といった回答は17%にとどまった。

ただ、あるヒューマンリソース専門家は、「卒業してから最初に就く仕事は確かに重要であるものの、学生の思考を捨て、少しでも早く仕事モードに入り、真の意味で社会人になることが一番のカギ。仕事に対してどんな見方をするか、仕事にどんな姿勢で取り組むかが最も重要」と指摘している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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