北京の賃金が小幅に上昇、賃金が高かった職業は?―中国

人民網日本語版    2023年10月24日(火) 11時30分

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第3四半期に北京市の賃金水準は全体として安定を維持し、大半の重点産業の賃金の中央値が前年同期比でも前期比でも小幅に上昇した。資料写真。

北京市人的資源・社会保障局は22日、「2023年北京市人的資源市場の賃金状況報告(第3四半期)」を発表した。同報告は重点産業、ポジションタイプ、ポジションなど異なる視点から北京市の賃金レベルを分析したものだ。

第3四半期(7-9月)に北京市の賃金水準は全体として安定を維持し、大半の重点産業の賃金の中央値が前年同期比でも前期比でも小幅に上昇した。そのうち生活サービス産業は夏休み期間に文化旅行の消費ニーズが加速的に現れたこと、市場では需要も供給も旺盛だったことを背景として、月平均賃金の中央値の上昇率が各産業のトップに立った。このほか、デジタル経済、スマート・先端製造、テクノロジーサービス、医薬・健康など北京の特色ある産業の月平均賃金の中央値はそれぞれ1万4007元(約28万円)、1万2466元(約25万円)、1万1991元(約24万円)、1万2697元(約25万4000円)となり、優位性を示した。

ポジションの職能タイプを見ると、専門的人材・技術者の賃金が増加傾向を保ち、賃金の中央値の上昇率が前年同期比・前期比共に突出していた。技能人材の中央値は小幅の上昇を保ち、うち高技能人材の賃金は前年同期と比較した上昇率が際立ち、上級技師、技師、上級技能人材の月平均賃金の中央値はいずれも1万元(約20万円)を超えた。

北京のデジタル経済の規模が持続的に拡大するのに伴い、デジタル経済の発展の優位性が強固になり拡大した。第3四半期には、デジタル職業および専門的人材・技術者の月平均賃金の中央値が前年同期比・前期比共に増加を維持し、全体として賃金は高水準を保った。

同期に人気が高かった26の職業のうち、量子アルゴリズムエンジニアは賃金がトップで、月収ベースの中央値は3万6768元(約73万4000円)だった。5G通信アルゴリズムエンジニア、強化学習エンジニアなどの職業は中央値がいずれも3万元(約60万円)を突破した。デジタル職業の大半の職種で中央値が2万元(約40万円)を超えた。

同報告で用いられた賃金水準の統計データに採用された基準は、いずれも2023年第3四半期の各月の税引き前の給与の総支給額(基本給、能力給、賞与、販売リベート、各種手当・福利厚生を含む)について算術平均を行うというもので、年末ボーナス、エクイティ・インセンティブ、配当などは含まれていない。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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