中国外交部の毛寧報道官は23日の定例記者会見で、パレスチナとイスラエルの衝突について言及し、「現在、衝突は絶えずエスカレートしており、ガザの情勢は極めて深刻で、武装衝突が拡大する勢いを見せており、域外へ拡散する恐れもある」との懸念を示し、「エジプトが情勢の鎮静化に対して払っている努力を称賛する。当面の緊迫した情勢の下で、パレスチナ問題をめぐるカイロ和平サミットの開催は非常に重要かつ時宜を得たものであり、中国政府の翟雋中東問題担当特使はサミットで中国の立場を紹介した」と明らかにしました。

毛報道官はまた、「サミットでアラブ諸国は国際社会が行動を起こし、パレスチナの人道的危機を緩和させるよう呼びかけ、パレスチナ人民も同様に国を建てる権利、生存権などの権利を享受すべきであり、彼らの生命は同様に重要なものであると強調している」とし、「衝突で大勢の一般人が死傷し、人道情勢が急激に悪化していることに心を痛めている」と述べました。

毛報道官はさらに「暴力で暴力を制することは悪循環を招くだけであり、当面の急務は早急に停戦し、各方面が国際法と国際人道法を順守して一般人を守り、深刻な人道的災禍を避けることだ」と強調し、国際社会がガザの人々により多くの人道支援を提供すべきだとして、中国は対話の再開を促すあらゆる和平努力を続け、「二国家解決案」の実施を促し、パレスチナ問題の全面・公正・持久的な解決を実現するために最善を尽くしていくとの考えを示しました。（提供/CRI）