中国の若者の間で真珠が大ブーム、価格が8割高騰のケースも

人民網日本語版    2023年10月25日(水) 7時30分

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真珠のアクセサリーが中国の若者の間で流行している。

今年に入り、世界のジュエリー市場が回復している。金やヒスイのほか、最近では真珠が新たなトレンドとなっており、真珠のアクセサリーが中国の若者の間で流行している。若者の間で真珠が大人気となっているのを背景に、市場価格も上昇の一途をたどっており、人気商品の場合、80%も高騰しているケースもある。北京日報が伝えた。

北京の紅橋卸売市場の3階は17日午後、大混雑となっていた。客の多くは各真珠専門店で商品を選んだり、試着したりしていた。以前はこの市場を訪れる客のほとんどが業者か高齢の女性だった。しかし、今年に入って若者が増え続けている。

紅橋市場で店を経営して25年になる羅さんは、「真珠が人気になっている。真珠を好む若者が増え続けていて、常連客になった人もいる。若者は安い淡水パールのエジソンパール・愛迪生やベビーパールのネックレスを買い、少しずついろんな形のバロックパールや海水パールを買うようになるケースが多い」と説明する。

白くて丸い真珠のネックレスは「高齢女性」が愛用するアクセサリーで、「オシャレ」や「精巧」とは「無縁」であり、地味だというのが多くの人のイメージかもしれない。しかし、今年に入り、複数の人気芸能人が真珠のアクセサリーを身に着けていたことで、その「立場」が一変。オシャレな若者の間で人気のファッションアイテムとなった。

ライブ配信プラットフォームの統計によると、ライブ配信で真珠を購入した人の半数以上が25~30歳の若者で、ここ数年と比べて約2倍となっている。

オーダーメイドの真珠アクセサリーを扱う業者は「真珠や小さなダイヤ、金、プラチナなどをうまく組み合わせるととてもオシャレで、高級感が出る。最近、微信(WeChat)で立ち上げたグループチャットも全部定員に達した。真珠を買いたいという人がどんどんグループに入って来る。若者は真珠のコストパフォーマンスをとても重視している」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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