中国の習近平国家主席は北京市内の人民大会堂で25日午後、中国を公式訪問中のコロンビアのペトロ大統領と会談しました。両首脳は中国とコロンビアの関係を戦略的パートナーシップに引き上げたと宣言しました。

習主席は、「両国は国交樹立から43年間、世界情勢の変化の試練を受けつつ、良好な発展の勢いを一貫して維持してきた」と述べ、「中国とコロンビアの戦略的パートナーシップの構築は、両国各界の長期にわたる努力の結果であり、双方の相互信頼と協力により水が流れるように実現したものでもある。双方がいっそう相手を大切にし、関係を絶えず豊かにして発展させる必要がある」と表明しました。

ペトロ大統領は「中国の革命と建設の理論と実践は重要な啓発の意義がある」と指摘し、「コロンビアは、両国が戦略的パートナーシップを結んだことで、自国の地の利と発展戦略を『一帯一路』イニシアチブの共同建設に結びつけ、インフラやクリーンエネルギーなどの分野での協力を強化したい。中国企業による投資を歓迎し、二国間貿易関係のより均衡した発展を推進することを望む。このことはコロンビア国内の平和プロセスの推進に有益で、国民が期待する平和と安定や雇用の増加を実現することに役立ち、地域と世界の相互接続を強化することにもなる」と述べました。

両首脳は会談後、産業投資、貿易、デジタル経済、グリーン発展、農業、科学技術、教育、文化、検査検疫などの分野に関する多くの二国間協力文書の締結式に共に立ち会いました。

両国はまた、『中華人民共和国とコロンビア共和国の戦略的パートナーシップ構築に関する共同声明』を発表しました。（提供/CRI）