この長~い尻尾は何?―中国メディア

人民網日本語版    2023年10月28日(土) 16時0分

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中国のネットユーザーが飛行機から撮影した写真をネット上にアップし、「この長~い尻尾は何?」という質問を添えた。

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最近、中国のネットユーザーが飛行機から撮影した写真をネット上にアップし、「この長~い尻尾は何?」という質問を添えた。写真を見ると、夜のとばりの下りた暗い海上を大型船が出航し、長い航路が光っているように見える。実は、この「大型船」は港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)の西人工島で、「長い航路」は同大橋の珠海および澳門の通関地から伸びた橋だ。

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香港通関地から伸びた部分の端にも、東人工島と短い橋部分がある。航空写真で見ると、「相手のほうに向かって進んでいる」ように見える。

写真の上部は珠江・澳門通関地、下部は香港通関地


「相手の方に向かって進んでいる」航路はなぜつながっていない?

実は、2つの人工島の中間エリアは海底トンネルでつながっている。全長6.7キロメートル、世界最長の道路沈埋トンネルであり、世界で唯一の深部式沈埋トンネルでもある。


港珠澳大橋は全長55キロメートル、現時点で世界最長の海上大橋であり、海外メディアには「世界の新7大奇跡」と呼ばれている。2018年10月23日に開通し、翌24日に車が通行して運営がスタートした。この5年間にわたり香港、珠海、マカオの3エリアの政治・文化交流における新たな紐帯になり、住民にエリアを越えた新たな移動手段をもたらした。

この5年間に、同大橋の通関地を経由して広東省、香港、マカオの住民延べ3600万人が往来し、車両延べ750万台が通行した。そのうち広東省に出入境した香港・マカオ住民は延べ1980万人で、全体の55%を占めた。


全線が開通して、香港からマカオまで車で40分もかからずに行けるようになり、珠海へも50分以内で行けるようになった。今年は「港車北上」と「澳車北上」の政策(香港とマカオの自家用車の同大橋を経由した中国大陸部への乗り入れを認める政策)が実施されたのに伴い、「香港・珠海・マカオ1時間生活圏」がほぼ形成された。

同大橋により、3エリアの住民の往来が極めて便利になっただけでなく、経済貿易の新たなルートも掘り起こされつつある。23年9月末現在、同大橋の珠海道路通関地を経由した輸出入総額は7187億5000万元(約14兆7343億7500万円)に達した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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