世界武当太極大会が湖北省十堰市の武当山で開幕―中国

人民網日本語版    2023年10月27日(金) 18時30分

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世界武当太極大会が23日、湖北省十堰市武当山旅游経済特区で開幕した。

世界武当太極大会が23日、湖北省十堰市武当山旅游経済特区で開幕した。33カ国・地域から来た太極拳愛好家など2000人以上が武当山で一堂に会した。

同日午前の開会式では、青い瓦と赤い壁が特徴的な武当山の建物の前で、ライブパフォーマンスや伝統的な道教の音楽と交響曲の演奏、中国国内外とつないだビデオ通話、百人による漢詩朗唱、1000人による太極拳といった素晴らしいプログラムが披露され、会場にいた観客だけでなく、オンライン視聴者も武当山の太極文化の奥深い歴史と大きな影響力を体感した。

湖北省の王忠林(ワン・ジョンリン)省長は開会式のあいさつの中で、「太極の文化は『道は自然に従う』『天人合一』という哲学思想を発揚しているほか、『上善は水の如し』『海は無数の川を受け入れる』という調和を重んじる理念を伝えている。そこには中華民族の『天下は公と為し、和合の心で共生する』という精神と態度が凝縮されており、中華の優秀な伝統文化における宝だ。武当山は太極拳発祥の地で、太極拳の愛好家は150カ国・地域に5億人以上いる。毎年、外国人約3万人が武当山に来て、武当太極拳の練習を行っている」と語った。

そして、「湖北省は今後、武当山を世界における太極文化の新たな聖地へと発展させ、太極文化の発揚を促進させるほか、武当山を世界における文化観光スポットへと発展させ、世界から観光客が集まるよう素晴らしい環境づくりをする計画だ」とした。

これまでに何度も武当山に来て太極拳や道教の文化、古琴などを学んだというオランダ人のロバースさんは、「今でも非常に役に立つ古代の知恵がたくさんあるというのが、中国文化に最も魅力を感じる点だ。そうした知恵は書物の中にとどまらず、多くの人が実践している。武当山に来ることで、太極に対する理解を深めることができた。そして自分の生活の中でも太極の知恵を少しずつ実践している」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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