放射線医師、患者のレントゲン撮影時に幼いわが子に機器を操作させる―中国

Record China    2023年10月30日(月) 16時0分

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27日、紅星新聞は、四川省にある病院で放射線科の医師が幼いわが子にレントゲン写真の操作をさせていたことが明らかになったと報じた。

2023年10月27日、中国メディアの紅星新聞は、四川省にある病院で放射線科の医師が幼いわが子にレントゲン写真の操作をさせていたことが明らかになったと報じた。

記事によると、中国のネット上で26日、同省広安市武勝県にある病院の放射線科医師が自身の子どもにレントゲン写真の操作をさせる様子を撮影した動画が掲載され拡散。動画によると、医師の子どもはわずか5、6歳だったという。

これを受け、同県衛生健康局は27日に声明を発表し、動画が撮影されたのが現地時間25日午後7時ごろで、咳が5日間続いて発熱もあった子どもが母親とともに来院し、胸部レントゲン写真検査を受けていた際、当直の医師が自身の子どもを連れて操作室に入って操作を行ったことを明らかにした。

声明によると、最初の撮影時に誤ったボタン操作が行われたことで正常な撮影ができず、撮り直しを行った。その後、2回撮影することになった子どもの体に悪影響が心配した母親が医師と話をしていたところで、医師の子どもが操作を行っていたことが発覚。同局は速やかに親との意思疎通を図り、身体に影響はないということで納得してもらったことを明らかにするとともに、病院が当事者の医師について「規定に反して非医療人員を操作室に入れた上、所定のプロセスに沿わない操作を行った」として停職処分を下し、今後のさらなる調査結果に基づき改めて厳粛な処分を出す姿勢を示したという。

この件について中国のネットユーザーは「医師が子どもを連れて勤務できる時点でおかしい」「仕事は子どものお遊びじゃないんだぞ」「子どもがうっかりボタンに触れてしまったのか、それとも親がボタンを触らせたのか。それも問題だ」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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