人民網日本語版 2023年10月31日(火) 12時30分
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中国のユキヒョウの個体数は約4500頭で、世界の6割以上を占めている。
中国で国家一級保護動物に指定され、「雪山の王」と称されているユキヒョウ。その保護をさらに進め、全国で統一されたユキヒョウ保護の新たなメカニズムとスタイルを構築すべく、「青蔵高原(チベット高原)ユキヒョウ保護聯盟」がこのほど、青海省で発足した。同聯盟が発表した最新統計によると、中国のユキヒョウの個体数は世界の6割以上を占めている。中央テレビニュースが伝えた。
現時点で、世界のユキヒョウの個体数は約7000頭、中国の個体数は約4500頭となっている。中国のユキヒョウは新疆ウイグル自治区やチベット自治区、青海省、内モンゴル自治区を含む8省・自治区に分布している。うち、青蔵高原は中国のユキヒョウの主な生息地で、全国の生息地総面積の90%以上を占めている。青蔵高原のうち、主にユキヒョウが生息しているのは青海省で、その個体数は約1200頭となっている。
ユキヒョウを保護すべく、青海省は近年、国家公園を主体とする新型自然保護地体系を構築し、モニタリング調査、救護・救助、生息地評価といった面でブレークスルーを実現している。ただ、青蔵高原を見ると、ユキヒョウの生息地は複数の省・自治区にまたがっており、その研究や保護、技術交流などがまだ統一されておらず、データや情報が共有されていないといった課題も存在しており、ユキヒョウの保護展開の足かせとなっている。
ユキヒョウ保護聯盟が発足し、ユキヒョウが生息する8省・自治区は今後、その調査、モニタリング、データ収集といった面で、科学的で統一された技術基準を設定する計画だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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