人民網日本語版 2023年10月31日(火) 14時30分
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北斗システムを搭載した各種設備が中国内外の人々の生活にますます多く応用されていることが明らかになった。
シェア自転車のロックをQRコードスキャンで解除すると、乗客は北斗衛星測位システムのサポートを受けながら旅を開始できる。クォーツ時計をつけると、ユーザーは双方向北斗衛星通信機能を利用できる。26日に湖南省株洲市で開かれた第2回北斗大規模応用国際サミットでは、北斗システムを搭載した各種設備が、中国内外の人々の生活にますます多く応用されていることが明らかになった。新華社が伝えた。
中国の衛星航法・測位事業はここ数年、急速かつ安定的に発展している。中国の北斗産業の総価値は2022年、5000億元(約10兆円)を超えた。北斗システムは交通輸送、防災・減災、農業、電力、天然ガスなどの分野で広くサービスを提供しており、大きな社会的・経済的効果をもたらした。
交通輸送の分野では、北斗システムは交通輸送プロセス監視・コントロール、道路インフラ安全監視・コントロール、港湾高精度監視・コントロールなどの分野で広く応用されている。
今回の北斗サミット展示エリアで、携帯型の家庭用工具箱に似た小型のスーツケースが大きく注目された。箱には「北斗および高精度地図に基づくマルチシーン列車主動防護システム」が内蔵されており、北斗測位システムにより鉄道交通のマルチシーン応用において列車の安全を守ることができる。
中車株洲電機研究開発センターの電気設計士の肖曦(シャオ・シー)氏は、「北斗衛星測位により、このシステムは列車のリアルタイムの位置と速度を測定でき、高精度地図に予め設定されているしきい値と結びつけ、位置、速度、運行方向などの情報と照合し、列車に運行リスクがないかを確認する」と述べた。
交通運輸部北斗衛星測位システム応用活動指導チーム弁公室主任の王松波(ワン・ソンボー)氏はサミットで、「現在、全国の800万台の重点道路営業車両、4万台の郵政・宅配幹線車のすべてが北斗システムを応用している」と述べた。
農業の分野では、中国衛星測位システム管理弁公室が提供したデータによると、北斗システムは10万セット以上の農機自動運転システムの利便性をもたらしている。「北斗+農機」が農業の生産活動に力強くエンパワーメントしている。
同時に中国は北斗システムの国際協力を積極的に展開し、北斗システムの世界での普及と応用を推進している。データによると、中国は現在「一帯一路」協力パートナーを含む230以上の国・地域、15億人以上のユーザーに北斗加速測位および北斗高精度サービスを提供している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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2023/10/30
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