中国外交部の汪文斌報道官は2日の定例記者会見で、「今年に入ってから、中国経済は回復し続け、地域、ひいては世界経済の回復に新たなチャンスを提供している。中国は地域のパートナーと共に、地域と世界の経済回復と持続可能な発展により強い力を注入していくことを望む」と述べました。

報道によると、国際通貨基金（IMF）はこのほど発表した『アジア太平洋地域経済見通し』で、2023年のアジア太平洋地域の経済成長率は4．6％に達し、世界の経済成長への寄与度は約3分の2になると予測しました。一方で、アジア開発銀行の関連報告は、中国のアジア太平洋地域の経済成長への寄与率が64．2％に達するだろうと予想しました。

汪報道官は同件について、「人口が世界総人口の3分の1で、経済規模は全世界の6割以上を占め、貿易は半分近くを占めているアジア太平洋地域は、世界の経済成長の原動力の源だ。アジア太平洋協力は過去数十年にわたって人々の心に深く浸透し、世界が注目するアジア太平洋の奇跡を生み出した。今年に入ってから、アジア太平洋地域の経済は、市場の需要が回復し、観光業、デジタル経済などが堅調に伸びるなど強じん性と活力を示している。6月には『地域的な包括的経済連携協定（RCEP）』が全面的に発効し、地域の経済成長の原動力をいっそう強めた」と述べました。（提供/CRI）