人民網日本語版 2023年11月5日(日) 14時0分
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吉林省長春市の中学校の教師と生徒が129日かけて学校の美術教室の壁を使って作成した「千里江山図」レリーフ壁画が、「完成度が高すぎる」とネットユーザーの間で話題になっている。
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吉林省長春市の中学校(中高一貫校)の教師と生徒が129日かけて学校の美術教室の壁を使って作成した「千里江山図」レリーフ壁画が、「完成度が高すぎる」とネットユーザーの間で話題になっている。
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「千里江山図」は宋代の画家・王希孟によって描かれた名画で、教師と生徒はその一部を描き出した。アレンジされた部分もあり、完成後のレリーフ壁画の高さは約3.5メートル、幅は11メートルと、圧巻の出来栄えとなっている。
同作品は準備の段階から完成まで合わせて129日かけて制作された。下描きから、レリーフ制作、ベースの色付け、仕上げに至るまで、1つの工程も気を抜けない作業が続いた。特にレリーフ制作の工程では、生徒は初めて使うナイフで、壁に下地作りをするという困難極まる体力勝負の仕事になったという。しかし、生徒らはそれを心から楽しみ、「千里江山図」の原作を見ながら、材料を塗り付ける作業に夢中になっていたという。
指導した段先生は、「この壁画制作で一番難しかったのは色の調合だった。中国画の顔料は画仙紙や絹には適しているものの、壁には使えない。『千里江山図』の山の緑や川の青といった色を作るのは難しく、試行錯誤しながら仕上げた。完成した作品と、原作の色には違いがあるものの、生徒はとても気に入っている。生徒は以前は本で見るだけで、原作の本当の素晴らしさを感じることはできなかった。今回、自ら手を動かし、原作を見ながら模写したことで、中国画に込められた古代の人々の知恵を感じることもできた。制作を通して、生徒の心に『種』がまかれ、よく似た風景を実際に見た時に、この絵の細部を思い出し、祖国の山や川の壮大さ、美しさを感じることを願っている」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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2023/11/3
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