中国海洋石油集団は3日、中国初の海上超高温超高圧ガス田生産プラットフォームである楽東10-1ガス田生産プラットフォームの設置が完了したと発表しました。操業開始後のピーク期間の年産量は6億立方メートル近くに達するとのことです。

楽東10-1ガス田は海南島にある海南省三亜市から約113キロ南の沖合いの鶯歌海盆地に位置し、平均水深は約90メートルです。

発見されたのは2015年で、地質埋蔵量は180億立方メートル近くに達します。ガス田の貯蔵層の温度がセ氏214度で、地層圧力が94メガパスカルに達する同ガス田は超高温超高圧ガス田に分類されます。中国でこのタイプの海上ガス田からの採掘は初めてです。

中国海洋石油集団海南支社の姜平副社長兼チーフエンジニアは、「楽東10-1ガス田開発プロジェクトでは、海上での複雑なガス資源探査開発技術体系の構築など、多くの海洋ガス開発技術の限界を突破した。南海の大規模ガス田を全面開発と、エネルギー自給率を高める上で重要な意義がある」と述べました。（提供/CRI）