陝西省延安市と楡林市を結ぶ延楡高速鉄道の着工式が5日午前、楡林市で開かれた。陝西省党委員会の趙一徳（ジャオ・イーダー）書記が着工を宣言した。中国放送網が伝えた。

延楡高速鉄道は中国の「八縦八横」高速鉄道網の重要な部分を占めており、国鉄集団と陝西省が協力して建設する。南の延安駅から、延安市の宝塔区や延川県、楡林市の清澗県、綏徳県、米脂県、横山区、楡陽区を経て、北の楡林南駅とつながる計画で、全長約239キロ、設計速度は時速350キロ。延安新区駅、延川駅、清澗北駅、綏徳西駅、米脂北駅、楡林南駅の6駅が新設されることになっている。総投資額は472億2000万元（約9450億円）、工期は5年の計画だ。

延楡高速鉄道の建設には、素晴らしい生活を熱望する旧解放区住民の期待が込められており、完成後、楡林エリアには高速鉄道がないという歴史が幕を閉じ、陝西省の「全ての市に高速鉄道」という目標が達成されることになる。

延楡高速鉄道が着工したことで、陝西省の高速鉄道の建設規模は合わせて1000キロを超え、総投資額は2000億元（約4兆円）以上となっている。同省が効果的な投資を積極的に拡大し、経済の安定した成長を実現するために、力強いバックアップを提供している。（提供/人民網日本語版・編集/KN）