韓国の若者はハローキティに夢中、「No Japan」から「Yes Japan」ムードにー韓国メディア

Record Korea    2023年11月10日(金) 7時0分

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7日、韓国メディア・韓国経済は「韓国で若者を中心にYes Japanブームが巻き起こっている」と伝えた。写真は韓国。

2023年11月7日、韓国メディア・韓国経済は「韓国で若者を中心にYes Japanブームが巻き起こっている」と伝えた。

記事はYes Japanについて「19年7月に始まったNo Japan(日本製品不買運動)に疲れを感じ、日本の製品や文化というだけで拒否するのではなく、コンテンツ自体に熱狂する現象のこと」と説明している。日本ビールなどの需要が回復傾向にある他、最近では日本を代表するキャラクター企業サンリオが若者の間で人気を集めているという。

ソウルの新世界百貨店江南店に1日にオープンした「ハローキティ50周年記念ポップアップストア」は連日多くの客でにぎわい、6日までに約1万人が訪れた。ポップアップストア関係者は「10代後半から20代前半の女性が多く、子どもは主に両親と一緒に週末に訪れている」「ハローキティは中高年齢層にもファンがいて、その購買力は相当だ」などと話した。

開店前の深夜から並び37万ウォン(約4万2686円)ほどを使ったという20代女性は「もともとピンク色のキャラクターが好きで、特にハローキティは20代前半のころにハマっていた」「日本の一部の右翼企業が韓国の客を見下すような発言をしNo Japanが始まったが、現在はそのムードが大きく変わり、私自身も否定的に見ていない」と話したという。

こうした現象について、専門家らは「日韓関係改善を願う若者が増え、日本の製品や文化に対する肯定的な感情が拡大している影響だ」と分析している。2月に20~30代の韓国人626人を対象に行われた日韓関係への認識調査では、「肯定的」との回答が42.3%で、「否定的」(17.4%)を大きく上回ったという。

イ・ウンヒ仁荷大消費者学科教授は「No Japanを強烈に経験した後、時間の経過に伴い消費を歴史や政治と連結させるのは望ましくないと感じる若者世代が増え、自分の好きなものはちゅうちょせずに消費し、自由に楽しむムードがつくられた」とし、「好きな対象への感情と認識を優先して物を購入し、それに満足感を得ることの方が重要になった」と分析したという。

これに韓国のネットユーザーからは「幼少期の思い出は全て日本のキャラクターなのだから、No Japanなんて不可能に決まっている。ただ楽しめばいい。それだけ日本のキャラクターが優秀だということ。韓国は日本ほどアニメ産業に関心を寄せてこなかった」「キティ、マリオ、ポケモンはディズニーに匹敵するレベル」「子どもの影響で家族全員がサンリオのファンになった。かわいい」「なぜNo Japanをしたのか、今となっては全く分からない」「Yes Japanを支持する!。嫌う自由もあれば、好きになる自由もある」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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