Record China 2023年11月11日(土) 11時0分
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中国メディアの36Krによると、中国でかつて「高級な娯楽の場」の代名詞だったカラオケが衰退の憂き目に遭っている。
36Krは8日、中国のSNS・微博(ウェイボー)にこの状況を投稿。投稿によると、中国のカラオケ運営企業は6万8000社近くに上るが、実際に営業が続いているのは2万6917社と全体の半数にも満たない。この1年では31省・直轄市・自治区でわずか125店舗が開設されただけだという。
中国で「高級な娯楽の場」だったカラオケは若者から「古くさい」とからかわれるようになり、店を経営して十数年になるあるオーナーは2015年から利益が以前ほど出なくなったと指摘する。12年までカラオケは莫大(ばくだい)な利益をもたらすビジネスと言え、1、2年で元手を全て回収できていたが、15年以降は「3年かけてようやく」という状況が多いそうだ。
投稿には「なぜますます多くのカラオケ店が閉店したのか」とのハッシュタグが付けられており、ネットユーザーからは「若者を見てよ。朝9時から夜9時まで週6日働く996。カラオケに行く時間がどこにあるの」「料金が何倍にもなったからね。以前は60元(約1200円)で午後の時間、丸々歌えたけど今では198元(約4000円)で2、3時間」「お金を節約して音楽フェスに行く方がストレスを解消できる」「今の若者には音楽や漫画、アニメイベント、推し活などがある。10年前ならカラオケに使うことができた時間やお金がこれらによって分散された」などの声が上がっている。(翻訳・編集/野谷)
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