中国外交部の汪文斌報道官は8日の定例記者会見で、記者から出された「今回のパレスチナとイスラエルの衝突はすでに1カ月も続いている。国際社会は停戦を何度も呼びかけているが、衝突は続いており、一般民衆の死傷者は増え続けている。これについてどのように論評するのか。中国はこの情勢の鎮静化のためにさらに多くの措置を打ち出すのか」との質問に答えました。

汪報道官は、「この1カ月で、多くの女性や子どもを含む1万人以上のパレスチナ人の命が奪われた。一般民衆の死傷者は日に日に急増している。中国は今回のイスラエルとパレスチナの紛争が勃発して以来、揺らぐことなく情勢の緩和に尽力し、停戦を推進してきた」と述べました。

汪報道官はさらに、「中国はアラブ諸国やイスラム諸国が一致団結して仲裁にさらに努力して停戦や和平交渉の再開を推進することを支持する」と強調しました。そして「中国は国連安全保障理事会が早急に責任ある行動をとるべきと主張する。中国はより権威ある国際的な講和会議を早急に開いて（イスラエルとパレスチナの双方を国家として認める）「二国家解決」に向けての作業再開と実現という新たな共通認識を達成することを呼びかける」と述べました。（提供/CRI）