中国国家工業情報安全発展研究センターがこのほど発表した報告書によると、中国の工業情報安全関連産業は急速成長期にあり、産業規模は200億元（約4140億円）を超えたとのことです。

報告書「中国工業情報安全産業発展態勢研究（2022～2023年）」は中国国内の工業情報安全産業の2022年の市場規模は前年比21．62％増の204億8600万元（約4255億円）だったと紹介しました。2023年の成長率は24％を超える見通しとのことです。

工業・情報化部ネットワーク安全管理局の杜広達副局長は今後の取り組みについて、「工業分野のネットワーク安全保障システムと能力の構築を加速させる。新たな工業制御システムやネットワーク安全保障ガイドラインなどの政策文書を打ち出し、健全なネットワーク安全制度のメカニズムを確立するよう企業を指導していく。また、工業インターネットの安全で、分類と等級に基づく管理制度を着実に実施して、企業の自主的な等級付けや防護、等級評価、安全改善などのフィードバックシステムを整備していく」と説明しました。

現段階の統計によると、2022年の中国の工業情報安全産業の一次市場における資金調達額は前年同期比22％増の28億元（約580億円）に達しました。（提供/CRI）