2023年11月9日、韓国・デイリーアンはこのほど、「台湾人観光客が宿泊先の部屋に尿をまき散らして逃走する”小便テロ”事件が発生した」と伝えた。

記事によると、韓国・大邱市の仁橋洞にある外国人専用宿泊施設を10月23日から26日まで利用した台湾人男性2人が、部屋の至る所に尿をまき散らし、姿を消した。

26日夜、2人がチェックアウトした後に施設のオーナーが部屋の中を確認したところ、強烈な悪臭が漂っていた。部屋の壁やタオルに尿が染み付き、数日間は悪臭がとれず、他の客の予約を全てキャンセルしたという。

オーナーは「なぜ部屋をこんな状態にしてそのまま去れるのか。人間として恥ずかしい」と怒りをあらわにしている。

オーナーは器物損壊罪で警察に告訴状を提出したが、2人はすでに出国していた。警察は「凶悪犯罪ではないため、海外の警察と協力するのは難しい」と説明したという。

今年8月に韓国消費者院に寄せられた宿泊施設関連の紛争相談件数は前年同期と比べて20％以上増加した。外国人観光客はすぐに出国するため、賠償を受けることが特に難しいという。宿泊業界は補償金制度などをはじめとする対策づくりが必要だと強調している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「監視カメラに映った彼らの顔を公開するべき」「台湾メディアに情報提供すれば、台湾の方で何か措置をとってくれるのでは」「台湾側に通知し、二度と韓国に入国できないようブラックリストに載せよう」「このまま泣き寝入りしてはならない」などの声が上がっている。

また、「チェックイン時に補償金を預かり、チェックアウトの際に部屋の中を確認して問題なければ返すというシステムに変えるべきだ」との意見も見られた。（翻訳・編集/堂本）