人民網日本語版 2023年11月10日(金) 16時30分
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中国最高人民法院民事審判庭第一庭の陳宜庭長は、「今年10月の時点で、中国全土の古い団地の住宅棟に後付けエレベーターを累計で約10万基設置してきた」ことを明らかにした。
中国最高人民法院(最高裁)が8日午前に開いた記者会見で、同法院民事審判庭第一庭の陳宜芳(チェン・イーファン)庭長は、「今年10月の時点で、中国全土の古い団地の住宅棟に後付けエレベーターを累計で約10万基設置してきた」ことを明らかにした。中国新聞網が伝えた。
陳庭長によると、中国の人口構造が大きく変化しているほか、人々の質の高い生活に対する期待も高まっていることを背景に、古い団地の住宅棟に後付けエレベーターを設置するというのが、多くの都市の家庭、特に高齢者や乳幼児、身体障害者がいる家庭の切実なニーズとなっている。
今年10月の時点で、中国全土の古い団地の住宅棟に設置された後付けエレベーターは累計で約10万基となったものの、エレベーターの後付けは、古い団地の改造において、クレームが多い案件の一つにもなっている。なぜなら、エレベーターを後付けし、使用する過程で、上階、下階、隣近所で需要や利益が異なり、トラブルが発生しやすいからだ。近所付き合いのトラブルを適切に解決するために、古い団地の住宅棟の後付けエレベーター設置に力強い法的保障を提供するということは、多くの人々が安心して、幸せに生活することにつながるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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