スポーツジャーナリストが広州恒大に怒、「中国サッカー10年の後退」と大きな関係―中国メディア

Record China    2023年11月11日(土) 17時0分

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9日、捜狐体育は、中国のプロサッカークラブ広州恒大のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇10周年に際し、中国のスポーツジャーナリストが「怒りの書き込み」を行ったことを報じた。

2023年11月9日、中国のスポーツメディア・捜狐体育は、中国のプロサッカークラブ・広州恒大(現在の広州足球クラブ)のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇10周年に際し、中国のスポーツジャーナリストが「怒りの書き込み」を行ったことを報じた。

記事は、ちょうど10年前の2013年11月9日のACL決勝第2節で広州恒大が韓国のソウルFCと1−1で引き分け、アウェーゴール数で上回り優勝を果たしたと紹介。その10周年に当たる今月9日にスポーツジャーナリストの勇方方(ヨン・ファンファン)氏がSNS上で「この10年の中国サッカーの後退と、恒大は逃れられない関係にある」とし、その後の広州恒大のクラブ経営を批判する文章を書き込んだことを伝えた。

文章の中で勇氏はまず「金銭にものを言わせて全国の各クラブからエリートを集め、さらに大金をなげうって海外のビッグネーム選手をかき集め、欧州二流クラブ選手や低コストな助っ人外国選手からなる日本や韓国のクラブと戦った。その結果、達成した2度のACL制覇は真相を知らない多くの人に中国サッカー台頭の幻影を見せた。かくして恒大グループトップの許家印(シュー・ジアイン)氏の政治的投機的私欲が実現された。これが10年後にわれわれがはっきり認識すべき事実だ」と断じた。

また、「広州恒大の出現は広東省広州市のユースサッカーの生存空間を著しく押しつぶし、中国サッカーの発展にとって全くメリットのない金満ブームさえ引き起こした」と指弾。理性を捨てたマネーゲームで理性のある投資家を中国サッカー界から追い出したとした上で、「金満ブームが大きく後退した今、各級リーグが厳しい状況にあり、なおも後遺症に悩まされている主要因は広州恒大。中国サッカーの最後の精気まで消耗させた」と論じている。

さらに、「今振り返ると、当時恒大や許氏が使いまくった金銭は彼らのポケットマネーではなく、他人の血と汗がにじむ貴重なお金だ。これは許氏が犯した罪の一部と言えるし、2回のACL制覇も実は非常にダーティーなものだった」とし、最後には2部リーグに降格している広州足球クラブの現状を「因果」だと評した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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