中国消費市場の活力を示すダブル11の買い物熱―中国メディア

人民網日本語版    2023年11月13日(月) 17時30分

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消費市場を観察する重要な窓口としてのダブル11は、今年はどんな新しい傾向を見せただろうか。

マクロ経済の回復・好転を下支えする主要な牽引力の1つとして、消費の役割は極めて重要だ。今年第1-3四半期(1-9月)には、中国の社会消費財小売総額が前年同期比6.8%増の34兆2107億元に達した。経済成長に対する最終消費支出の寄与度は83.2%で、国内総生産(GDP)の成長を4.4ポイント引き上げた。消費市場を観察する重要な窓口としてのダブル11(11月11日のネット通販イベント)は、今年はどんな新しい傾向を見せただろうか。

ダブル11は2023年に15年目を迎え、消費ニーズはより細分化し、垂直になり、消費はより分散化、個性化、スマート化、体験化されている。高品質の製品が爆発的に増加した。産業側から見ると、消費ニーズの多様化が供給側の個性を重視した生産、柔軟なオーダーメイドを推進することも徐々に傾向になっている。

ECプラットフォームのデータによると、家での生活体験の快適さを高めるホーム・インテリア製品の売り上げが大きく増加した。そのうち、スマートロック、スマート電動昇降デスクなどの取引額が同100%以上増加した。

ヘルス関連消費も消費者が高い関心を示す消費品目になった。プラットフォームのデータでは、23年のダブル11にはアウトドアスポーツ産業が爆発的な成長を遂げ、サイクリング、スキー、アウトドア用シューズなどの製品の売り上げの成長率は同300%に達した。

各大手ECプラットフォームでは、国産品ブランドが消費者の間で高い人気を集めた。中国国際ECセンター研究院がまとめたデータによると、ダブル11の消費シーズンに、ネット小売額の上位20ブランドのうち、国産ブランドが11を占めたという。

消費傾向が変化したと同時に、産業サイドの変革が推進された。オンライン・ビッグデータに支えられて、企業は消費者のニーズをより明確にすることができ、そこから個性を重視した生産、柔軟なオーダーメイドなどの方式によりニーズとの正確なマッチングを行うことが可能になった。

毎年のこの消費シーズンには、宅配便の取扱量も爆発的に増加する。国家郵政局のモニタリングデータによると、11月1~4日に、ネットワーク全体で集荷した宅配便の取扱量は前年同期比16.1%増、前期比31.0%増の累計20億2700万個に達し、過去最高を更新した。宅配便の取扱量の増加は中国の消費市場の力強い活力を映し出している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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