映画とドラマの情報サイト・猫眼（Maoyan）が公表した「今年配信された中国ドラマ熱度ランキング」で1位に輝いたファンタジー時代劇の「長月燼明」。主演のレオ・ロー（羅雲熙）とバイ・ルー（白鹿）はもちろんのこと、メインキャスト4人が主役となる時代劇ドラマが映画・ドラマの撮影基地「横店影視城」で一挙クランクインしたと伝えられ、ファンの間で話題となっている。

「長月燼明」で1人3役に挑んだレオ・ローは、春夏に制作された時代劇ドラマ「顔心記」に続いて、武侠ドラマ「水龍吟」の撮影のため間もなく横店影視城入りするとみられている。「水龍吟」はヒロイン役の決定を待って12月にクランクインする見通しだ。

「長月燼明」でヒロイン役に挑んだバイ・ルーは、ファンタジー時代劇「白月梵星」に天界の星月女神と人間界の将軍の娘役で出演。作品は横店影視城で5日にクランクインしている。

「長月燼明」で2番手ヒロインを演じたチェン・ドゥリン（陳都霊）は、10月1日にクランクインを迎えたファンタジー時代劇「大夢帰離」の主役に抜てきされた。新型コロナの感染が拡大していた期間中には数多くの作品に「飛び入り出演」し、磨き上げた演技力とかれんな美貌で人気を集めている。

「長月燼明」で男性の2番手役を演じ、「時代劇と日常のギャップが激しい」ことで話題となったイケメン俳優のドン・ウェイ（鄧為）は「長相思」で人気がさらに加速し、今は10月12日にクランクインしたファンタジー時代劇「仙台有樹」の撮影に励んでいる。

「長月燼明」に3番手ヒロインの妖狐役で出演していたSNH48メンバーのスン・ジェンニー（孫珍妮）は10月8日に撮影が始まった時代劇ドラマ「千朵桃花一世開」のヒロイン役に、男性の3番手役を演じたグン・イエティン（耿業庭）も同27日にクランクインした武侠ドラマ「公子無双」の主人公にそれぞれ抜てきされている。

「長月燼明」のメイン出演者らが相次ぎ新作ドラマの主人公となって横店影視城に戻っていたことを受け、中国のネット上では「『長月燼明』の効果で全員のキャリアに箔（はく）が付いた」「新ドラマの撮影時期が重なっていて、影視城のところどころで再会しそう」「『長月燼明』から始まった不思議な縁」などさまざまな反響が見られた。（編集/RR）