4大スポーツ日韓戦の成績、15年以降に形勢が逆転=韓国ネット「もう劣等感から脱却すべき」

Record Korea    2023年11月18日(土) 18時0分

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12日、韓国・韓国日報は「国内プロリーグがある4大スポーツについて韓国代表の日本戦の成績を分析したところ、2015年以降、急落していることが分かった」と伝えた。資料写真。

2023年11月12日、韓国・韓国日報は「国内プロリーグがある4大スポーツ(バスケットボール、バレーボール野球サッカー)について韓国代表の日本戦の成績を分析したところ、15年以降、急落していることが分かった」と伝えた。

分析の結果、バレーとバスケは10年代に入るまでは韓国が上だと自負していた種目だが、特に不振が顕著だったと、記事は指摘している。1986~2014年、女子バスケの日本戦の成績は31勝14敗、勝率68.9%だったが、15年以降は5戦全敗。先月行なわれた杭州アジア大会の準決勝では58対81で大敗を喫した。男子バレーも1986~2014年は53勝30敗、勝率63.9%だったが、15年以降は6勝8敗の42.9%となっている。

野球は1986~2014年が20勝40敗、勝率33.3%。15年以降は4勝8敗で勝率は同じだが、「インパクトが異なる」としている。06年のWBC(ワールドベースボールクラシック)ではイチロー率いる日本代表に2度勝利したが、15年以降に勝った試合は、韓国側はプロの精鋭、日本側は社会人選手というケースが多く、両国のプロ対決となった23年のWBCでは4対13で韓国が惨敗した。

U-16(16歳以下)など年齢別代表では女子バスケが15年以降、日本と7戦し6敗となっている。男子バレー(2勝3敗、勝率40.0%)と女子バレー(1勝3敗、勝率25.0%)、女子サッカー(5勝23敗2分け、17.9%)も劣勢で、記事は「未来も暗い」としている。

五輪、アジア大会など主要な国際大会の金メダル獲得数でも、日本は韓国を追い抜き格差を広げている。夏季五輪は1988年のソウル大会から2012年のロンドン大会までの7大会中6大会で韓国が日本を上回ったが、16年リオ大会で日本に追い抜かれ、20年東京大会では日本が参加国中3位、韓国は16位にとどまった。冬季五輪は02年ソルトレークシティー大会から18年平昌(ピョンチャン)大会までの5大会連続で日本を上回る数の金メダルを獲得したが、22年北京大会で逆転(韓国14位、日本12位)された。アジア大会では直近2大会連続で日本が2位、韓国は3位だった。

こうした結果について「現場で長く活動したスポーツ関係者は、韓国の劣勢に驚いていない様子だ」という。「大部分の種目で戦歴上、日本に負けているのはかなり前からのことであり、各種目にスタープレーヤーが登場したおかげでまるで対等なように見えていただけだ」と説明している。

1980年代以前のように、他分野でのコンプレックスをスポーツで挽回し国力を示すという状況でなくなった今も、「日本にだけは勝たねばならない」という国民の思いの強さに変わりはないという。韓国日報が先月、全国の満18~65歳の男女1000人を対象に実施したアンケート調査では、「日本戦は絶対に勝たなければいけない」に73.8%が同意した。国民情緒は戦績よりも選手が楽しんでプレーする姿に感動する方向へと変化しているが、日本戦に関しては、依然として勝敗が重視されているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「インフラのレベルが違う。スポーツに接する契機も、心構えも、実情も違う」「韓国は『克日』という精神力で奇跡的な成果を生み出し、それが伝統となって2010年ごろまで続いた。しかし、韓国が先進国の仲間入りをし、精神力も変化し、韓国スポーツは平凡なものとなり、日本戦で劣勢となった」「スポーツはスポーツだよ。勝つこともあれば負けることもある。それを日韓関係であおるべきではない」「ただの劣等感でしょ。もうそこから脱却すべきだ。スポーツは健康的に楽しむためにするものだ」「感情的なことではなく技術で勝つことを考えて理工系の支援をすべきだと思う」などの意見が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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