Record Korea 2023年11月14日(火) 11時0分
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13日、韓国・中央日報は「高級ブランドの製品をリメイクし販売することは商標権の侵害にあたるとの判断を裁判所が下した」と伝えた。資料写真。
2023年11月13日、韓国・中央日報は「高級ブランドの製品をリメイクし販売することは商標権の侵害にあたるとの判断を裁判所が下した」と伝えた。
法曹界によると、ソウル中央地裁は13日、仏高級ブランド「ルイ・ヴィトン」がリメイク業者を相手取り起こした商標権侵害訴訟で、リメイク業者に1500万ウォン(約170万円)の損害賠償金の支払いを命じる判決を下した。
このリメイク業者は17~21年に、客から受け取ったルイ・ヴィトンのバッグの生地を利用し、大きさ、形、用途の異なるバッグや財布にリメイクした。リメイク製品1個当たり10万~70万ウォンの製作費を受け取っていた。ルイ・ヴィトンはこの業者が自社の商標の出所表示機能、品質保証機能を阻害し、商標権を侵害したとして、昨年2月に訴訟を起こした。これに対し業者側は、量産性や流通性のないリメイク製品は商標法上の「商品」には該当しないと主張していた。また、もとのバッグの所有者が、リメイク製品をルイ・ヴィトンが製作した商品と混同する懸念はなく、商標法上の「商標の使用」にも当たらないとしていた。
しかし、中央地裁は「リメイク製品も商品に該当し、業者はルイ・ヴィトンの商標を使ったと見なすべきである」とし、ルイ・ヴィトンの勝訴とした。リメイク製品が「交換価値があり独立した商取引の目的物」になる以上、商標法上商品と見るべきだとの判断だという。また、製品が現実的に流通せず量産性がないとしても商標の出所表示機能は保護すべきであるとした。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「高級ブランド品は古くなったら捨てるしかないってこと?。デニムもリメイクしたら商標法に引っ掛かるのか?。何だか納得いかない」「じゃあお直しの店は全部違法なのか?」「洋服もリメイクしたら商標権侵害?。自分の持ち物に自分が手を加えたらいけないっていうの?」「業者がバッグを買い取ってリメイクして、ヴィトンのバッグとして売ってたのならこの判決で納得がいく。でも、バッグの持ち主のためにリメイクしてあげてたんでしょ。それのどこが商標の盗用なんだ?」「高い金を払って買った自分のバッグを煮て食おうが焼いて食おうが自分の勝手では」など、「判決が理解できない」とのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)
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