日中関係改善に向けて焦りを見せる安倍首相、その理由とは?―仏メディア

Record China    2014年8月9日(土) 18時7分

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6日、RFI中国語版は記事「安倍首相はなぜ焦って11月の日中首脳会談実現を目指しているのか」を掲載した。安倍首相は内政と外交、2つの面から対中関係改善を迫られている。写真は東京。

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2014年8月6日、RFI中国語版は記事「安倍首相はなぜ焦って11月の日中首脳会談実現を目指しているのか」を掲載した。

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安倍晋三首相は2日、外訪先のブラジルでの記者会見で「11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談実現を希望している」と発言した。この半月に安倍首相は3回も同様の発言を繰り返している。なぜこれほど焦りを見せているのか?その背景には国内情勢、国際情勢の変化がある。

7月1日の集団的自衛権の行使容認を閣議決定した後、安倍政権の支持率は急降下している。また、安倍人気を支えてきた経済も不調だ。財務省の発表によると、6月期の貿易赤字は8222億円、輸出額は前年同期比でマイナス2%を記録した。日本の貿易赤字は日中貿易の悪化が大きく関係している。これが安倍首相が中国との関係改善を急ぐ第一の理由だ。

そして国際関係。ウクライナでのマレーシア航空機撃墜事件後、日ロ関係は大きく悪化している。米国は日本に明確な態度を示すよう要求、安倍首相もしぶしぶ欧米と共同歩調をとり、ロシア制裁に同調した。中国とロシアの2カ国との関係悪化を避けるためには対中関係改善が必要。これが第二の理由となる。(翻訳・編集/KT)

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