空売り禁止令の影響で韓国の個人投資家が中国株を底値買い―韓国メディア

Record Korea    2023年11月16日(木) 6時0分

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14日、韓国金融委員会(FSC)の株式空売り禁止令から1週間が経過し、韓国の個人投資家の海外株式への投資額が増加していることを伝えた。資料写真。

2023年11月14日、中国メディアの環球網は韓国メディアの毎日経済の記事を引用し、韓国金融委員会(FSC)の株式空売り禁止令から1週間が経過した現在、韓国の個人投資家の海外株式への投資額が増えており、特に中国株への投資額は200倍となったことを伝えた。

記事は初めに韓国証券取引所の13日付のデータを引用し、「6~10日の間に個人投資家が約1兆9000億ウォン(約2171億円)相当の株式を売った。これは6月から5カ月続いていた韓国の個人投資家の買い越しの傾向が、空売り禁止令により終了したことを意味している」と論じた。

記事は「韓国市場の投資撤退ムードとは対照的に、韓国の個人投資家の海外投資額が増えている。韓国預託決済院(KSD)の公表データによると、過去1週間で個人投資家は2.8億ドル(約425億円)相当の海外株式を買った。そのうち中国株は2860万ドル(約43億3800万円)で、米国に次ぐ2位の投資額を記録した。韓国の個人投資家が10月に購入した中国株の総額が約14万ドル(約2124万円)だったのと比較すると、200倍を超える増加だ」と述べ、「韓国の個人投資家が中国株に注目し、中国株の底値買いをしているのは、中国経済や米中関係予測の変化を表している」と指摘した。

記事は最後に3人の専門家の意見を紹介した。専門家たちは「中国政府が最近公布した一連の経済復興推進措置に加えて、米中関係の予測の変化により、中国株のリスクは一層抑えられるだろう」「中国株式市場は投資意欲が改善し、市場の底値買い論も支持を得ている。韓国の株投資家は中国半導体や医療健康など特定のグループ株を注視し続けても良い」とする一方で、「中国市場は反発力がまだ不足している。慎重に見極めるべきだ」という見解もあり、意見が分かれていることを伝えた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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