中国ドラマで活躍する人気女優の生声率ランキング―台湾メディア

anomado    2023年11月18日(土) 19時0分

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台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」に14日、中国ドラマで活躍する人気女優の生声率ランキングが掲載された。写真はヤン・ズー。

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台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」に14日、中国ドラマで活躍する人気女優の生声率ランキングが掲載された。

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ここ数年、中国ドラマでは声優による吹き替えではなく役者の生声を使う作品が増えている。ランキングは中国のネットユーザーが人気女優のこの5年の状況をまとめたもので、記事は10位から順に紹介している。

10位はディリラバ(迪麗熱巴)で生声率は33.3%。「夢幻の桃花~三生三世枕上書~」「長歌行」「安楽伝(原題)」など主演した時代劇はほぼ吹き替えとなっている一方、現代ドラマでは生声率が高めといい、記事は「実際のところディリラバのせりふ回しは悪くない。声もきれいだし感情がこもっている」と述べて生声による作品が今後増えることに期待を寄せた。

ディリラバ「安楽伝」

9位はバイ・ルー(白鹿)で生声率は53.8%。「長月燼明(原題)」などバイ・ルーも主演時代劇では吹き替えが多いが、近年は役者本人の声を期待する視聴者の傾向に合わせてバイ・ルーの生声率も上昇している。記事は最近の「以愛為営(原題)」や「寧安如夢~坤寧宮に咲く憧れ~」はバイ・ルーの生声だと紹介。その上で、「一部視聴者からは『バイ・ルーのせりふには感情の起伏がない』との声が上がるが、新世代の役者の中でやはりバイ・ルーはせりふがうまい」と評している。

バイ・ルー「寧安如夢~坤寧宮に咲く憧れ~」

8位はヤン・ミー楊冪)で生声率は57.1%。ヤン・ミーも近年、生声率が上昇しており、記事は「ヤン・ミーの声は比較的細くて高く、とても聞き取りやすいが、時代劇で声に適した役に出会うことは難しかった」と指摘。ただ、この5年間は「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~」「マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~」など4作品連続で生声が使われたとして、「その努力は多くの視聴者に認められた」としている。

ヤン・ミー「マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~」

7位はチャオ・リーイン(趙麗頴)で生声率は66.6%。記事は「チャオ・リーインが過去に出演した時代劇の多くが吹き替えで、その声が使われたのは『明蘭~才媛の春~』が初めてだった」と紹介。「せりふから感情の起伏がしっかり伝わり、視聴者はドラマの世界に引き込まれる」とした他、「仮に『明蘭』での声の演技が未熟だと言うなら、その後の『輝け!シンフー~幸福到万家~』や『ワイルド・ブルーム~私らしい私~』ではよりはっきりとせりふ回しの進歩が感じられる」とも指摘した。

チャオ・リーイン「ワイルド・ブルーム~私らしい私~」

6位はチャオ・ルースー(趙露思)で生声率は73.3%。記事は、「花の都に虎われて~The Romance of Tiger and Rose~)」「国子監は花ざかり~ロマンスは最高学府で~」「星漢燦爛(せいかんさんらん)」などの名を挙げて「チャオ・ルースーはどれも生声で参加しており、生声率は高いと言える」とコメント。また、チャオ・ルースーは独自の発音方法を持っていると述べ、「もしかしたらこれが原因で時代劇ではやや唐突感があると受け止められるのかもしれないが、その甘い声は『偷偷藏不住(原題)』のような現代ドラマでは違和感なし。甘くてロマンチックな恋愛ドラマにぴったりだ」と評している。

チャオ・ルースー「星漢燦爛(せいかんさんらん)」

5位はティエン・シーウェイ(田曦薇)で生声率は75%。記事は、ティエン・シーウェイが過去に主演した中国ドラマで吹き替えだったのは「星から来た猫将軍」と「花轎喜事(原題)」だけだと伝えて「人気作の『卿卿日常~若様と恋する日々~』や『田耕紀~田園ロマンス~』は生声が使われている」「ティエン・シーウェイのせりふ回しも悪くない」と評価。「長いせりふでは発音や息遣いの問題があるものの、全体的にはクリアだと言える」とし、「ティエン・シーウェイの声も甘いドラマに似合っている。かわいいルックスと相まってとても受けがいい」とコメントしている。

ティエン・シーウェイ「卿卿日常~若様と恋する日々~」

4位はリー・イートン(李一桐)で生声率は85.7%。記事は「リー・イートンがこの5年に主演した14作品のうち、12作品は生声による参加だ」と紹介し、リー・イートン自身が発するせりふの美しさは視聴者を驚嘆させるとコメント。「鶴唳華亭<かくれいかてい>~Legend of Love」「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」などリー・イートンの生声が使われた時代劇作品の名を挙げて、「時代劇ではしばしば吹き替えが行われる。声や発音を登場人物の古風なイメージに合わせる必要があることがその理由。生声での参加は、その役者のセリフ力のすごさを物語っている」と指摘した。

リー・イートン「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

3位はリー・チン(李沁)で生声率は87.5%。記事は「リー・チンの声は甘く、発音ははっきりしている。『慶余年~麒麟児、現る~』でのせりふはとても安定していて、画面に表示される字幕を見なくても一つ一つがしっかり聞き取れた」と述べた上で、リー・チンはかつて中国の伝統音楽劇・崑曲の役者だったと紹介。そして母校の上海戯劇学院付属戯曲学校について「誰でも入学できるわけではなく、ここで学べるのは未来の崑曲の継承者だ」と伝え、リー・チンの練習が9年に及んだこと、崑曲で得た技能が今に生かされていることを指摘している。

リー・チン「慶余年~麒麟児、現る~」

2位はユー・シューシン(虞書欣)で生声率は88.8%。記事は、ユー・シューシンがこの5年で主演した中国ドラマの中で吹き替えとなったのは1作品だけだと伝え、昨年大ヒットしたファンタジー時代劇「蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~」では主演陣の中でユー・シューシンだけが生声だったと指摘。ユー・シューシンの甘い声はこの作品で演じた小蘭花にぴったりだとして「生声使用は確かに正確な決定だった」と評した他、冷酷な刺客役に挑んだ「雲之羽~闇に煌く光」で見せた声の工夫にも言及している。

ユー・シューシン「蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~」

1位はヤン・ズー(楊紫)で生声率は100%。記事は多くの主演作を持つヤン・ズーの生声率の高さに驚きを示し、この夏大ヒットした「長相思(原題)」について「現場で撮影と同時に声の収録が行われた。スタジオでのアテレコを必要としないこの方法では役者が持つセリフの技能が試される」と紹介。そして成功すれば作品にいっそうの真実味、臨場感がもたらされると述べ、ヤン・ズーの安定した力が視聴者の強烈な没入感につながったとしている。(翻訳・編集/野谷

ヤン・ズー「長相思」

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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