サッカーのワールドカップ（W杯）アジア2次予選の試合で、中国とタイのサポーターがスタンドで物を投げ合う様子を撮影した動画が物議を醸した。

中国のスポーツメディア・新浪体育は17日、「タイのサポーターが中国サポーターのいるエリアに水が入ったカップなどの物を投げた」とつづり、動画を掲載した。動画は16日にタイで行われた2次予選の初戦（タイ1-2中国）のスタンドで撮影されたもので、柵を挟んで両国のサポーターが物を投げ合う様子が映っている。

動画はタイのサポーターが物を投げるところから始まっており、その後、中国のサポーターも投げ返している。新浪体育はタイサポーターを非難しているが、物の投げ合いがどちらから始まったかや、何がきっかけとなったかなどは不明だ。

中国のネットユーザーからは「無礼なやつらめ」「タイは負けたからいら立ってるんだろう。ひどいもんだ」「反撃した（中国サポーターの）姉ちゃんはよくやった」「こっちのホームの試合で倍返ししてやる」といった血の気の多いコメントが殺到したが、中には「お互いに投げ合ってるじゃないか」「どっちが先に手を出したかは分からんけどな」と冷静にツッコミを入れるユーザーもいた。

このほか、「こういう座席の分け方は良くない。ホームとアウェーの席の間には緩衝地帯をもうけないと」と指摘する声も寄せられている。（翻訳・編集/北田）

＜サッカー＞中国とタイのサポーターが物を投げ合う pic.twitter.com/UnWxP8zpA2

— 中国動画 (@RC00547555) November 17, 2023