ジャイアントパンダ国家保護研究センターが発足―中国

人民網日本語版    2023年11月19日(日) 16時30分

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四川省でジャイアントパンダ国家保護研究センターが発足した。写真は同省のパンダ。

中国国家林草局が四川省成都市で開いたジャイアントパンダ保護事業強化がテーマの座談会で、ジャイアントパンダ国家保護研究センターが17日に同市で正式に発足したことが明らかになった。同センターは、中国ジャイアントパンダ保護研究センターと成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地という2つの科学研究機関の資源を集約することをベースに、中国全土の優秀なパンダ科学研究チームが集結し、世界レベルのパンダ科学研究協力・交流プラットフォームとなる。中央テレビニュースアプリが伝えた。

同プラットフォームは、中国科学院の院士である魏輔文氏が筆頭となったジャイアントパンダ保護研究学術委員会やジャイアントパンダ保護国家イノベーション聯盟を立ち上げるほか、国家林草局ジャイアントパンダ重点実験室を設置し、ジャイアントパンダを含む、絶滅危惧種保護を目的とした重点実験室の設置を中国全土で大々的に推進することになっている。

国家林草局や四川省林草局、成都市政府が1億1000万元(約22億円)を共同出資して、ジャイアントパンダ保護研究基金が設立されたほか、国家公園野生ジャイアントパンダ個体群・生息地保護のキーテクノロジー研究と、飼育下にあるジャイアントパンダ個体群の遺伝的多様性保護のキーテクノロジー研究という2つの分野の難関攻略を目指す共同重大プロジェクトが始動した。国家林草局は資金や政策の面でジャイアントパンダ国家保護研究センターに大々的なサポートを提供している。また、成都市政府は科学研究インフラ整備や人材奨励といった多方面でサポート政策を制定している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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