Record China 2023年11月21日(火) 7時0分
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19日、虎嗅が、電気自動車(EV)をはじめとする新エネルギー車の成長が著しい中国において「化石燃料車は完全に『オワコン』なのか」と題した文章を掲載した。資料写真。
2023年11月19日、中国メディアの虎嗅は、電気自動車(EV)をはじめとする新エネルギー車の成長が著しい中国において「化石燃料車は完全に『オワコン』なのか」と題した文章を掲載した。
文章は、盖世汽車研究院の予測データとして、25年の中国自動車市場での新車販売における化石燃料車の比率が53.46%となおも過半数をキープし、30年に至っても28.18%、すなわちおよそ10台に3台は化石燃料という状態にとどまる見込みだと紹介。「新エネ車が大きくリードをするものの、近い将来に化石燃料車が完全に絶滅することはない」とし、非常に大きな中国市場において化石燃料車がニッチ化したとしても「位置付けさえ的確であればなおもメーカーは生きていけるはずだ」との認識を示した。
その上で「新エネ車時代」に生き残れる化石燃料車は、日常の足代わりではなく、より個性的で、乗る楽しみを感じさせ、乗る人を笑顔にさせてくれ、より広い世界や見識を与えてくれるような、言ってみれば「おもちゃ」的な車なのだと論じている。
文章は「理想と現実は決して矛盾するものではない。理想主義者の対義語は現実主義者ではなく、心に愛がない人だ」とし、「おもちゃ」的な化石燃料車を作る会社やその経営者について「心に愛を持っていて、それが自らを完全な電動化への流れに反旗を翻す『とげ』たらしめるモチベーションになっている」と指摘。「たくさんのお金を使って、一見世の流れに背くようなことをやる会社がとても好きだ」と伝えた。
そして最後に「10年で駄目なら20年、20年で駄目なら50年と、いつかは新エネ車によって化石燃料車が完全に淘汰される時が来るだろう。もしその日がやって来て、化石燃料車が本当に貴重な『骨董品』になってしまったら、また化石燃料車で遊びたいと思っても到底手が出せず、手遅れになってしまうのだ」とし、EV化の流れの中で異彩を放つ個性的な化石燃料車たちを今のうちに堪能しておくべきとの考えを示している。(翻訳・編集/川尻)
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