Record China 2023年11月20日(月) 23時0分
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中国メディアの参考消息は20日、「中国の放送規制当局が急成長するショートウェブドラマ市場の管理を強化」とする香港英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を取り上げた。
記事によると、中国で暴力、ポルノ、下品な内容を含む2万5300本余りのショートウェブドラマの配信が停止されてから数カ月後、放送規制当局は急成長するこの市場の管理をさらに強化する。
規制当局である国家ラジオテレビ総局(NRTA)はこのほど、傘下の業界団体の微信(ウィーチャット)アカウントを通じて声明を発表し、ショートウェブドラマに対する「管理を強化し、洗練させる」ための措置を講じることを明らかにした。
声明によると、NRTAは、立案された一連の措置の下で、ショートウェブドラマのコンテンツ審査システムを確立し、専用アプリやショート動画プラットフォームを含む番組の配信ネットワークまで監督・管理を拡大する予定だという。
NRTAは、キャスティング、制作、ストーリー展開、マーケティングと配信、社会的価値など、ショートウェブドラマ市場のさまざまな分野を広範囲に審査する1カ月にわたる特別活動も実施する予定だ。
記事は、「NRTAによるショートウェブドラマへの注目は、この市場が過去2年間で急成長を遂げたことを受けてのものだ」とし、北京に本拠を置くコンテンツ制作会社関係者の話として「ショートウェブドラマは通常、低予算で制作される。各番組の予算は通常、20万~30万元(約400万~600万円)の範囲内だ。しかし、配信プラットフォームでの露出やユーザートラフィックを購入するマーケティングを行うと、各ドラマの総支出は数百万元から数千万元増加することになる」と伝えた。
記事によると、ショートウェブドラマの各エピソードは1分から数分の長さで、抖音(ドウイン)、快手(クアイショウ)、ウィーチャットなどのプラットフォームで膨大な数の視聴者を引き付けることができる。
この関係者は、ショートウェブドラマが短期間のうちに大きな人気を博したことを認めながらも、この市場には暴力的なコンテンツなど、長期的な成長を阻害する可能性のある明らかな問題があるとし、「コンテンツビジネスがマーケティングやトラフィック購入のゲームに変わってしまっている」と指摘する。
NRTAは、昨年11月から2月にかけて、暴力、ポルノ、下品な内容を含む2万5300本余りのショートウェブドラマを「撤去」したと発表した。業界内でそのような番組が宣伝されるのを阻止するため、ブラックリストも設けた。(翻訳・編集/柳川)
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