Record China 2014年8月11日(月) 8時10分
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9日、「台湾は文化の砂漠」と語ったと報道された中国の映画プロデューサーが、映画情報サイトに掲載された同コメントを「デマだ」と否定した。写真は映画「後会無期」。
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2014年8月9日、「台湾は文化の砂漠」と語ったと報道された中国の映画プロデューサーが、映画情報サイトに掲載された同コメントを「デマだ」と否定した。新浪が伝えた。
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人気作家・韓寒(ハン・ハン)の初監督映画「後会無期」は現在、中国で興行収入5億6000万元(約93億円)を突破。大ヒットを記録している。映画を製作した北京労雷影業公司の社長でプロデューサーの方励(ファン・リー)氏がインタビューで、次に期待が持てる市場について、「台湾市場はゴマ程度で、ゼロ価値。しかも台湾は文化の砂漠だ」と語ったと映画サイト・時光網が報道。台湾からはまたたく間に反発の声が上がった。
9日、方励氏がインタビューに応じ、「そんなことは言っていない。記事はデマだ」とコメント。北京労雷影業では中国の女流監督・李玉(リー・ユイ)の作品を製作し続けているが、「どの作品も台湾の映画人と共同製作している。また、台湾は中華文化や礼節が最も色濃く継承されている土地だ」と語り、台湾への好イメージを強調。「後会無期」に出演する台湾の人気俳優チェン・ボーリン(陳柏霖)についても、「まるで義理の息子」と親交の深さを語っている。
方励氏は2010年の東京国際映画祭で、台湾側がグリーンカーペットへの登場を取りやめた時も「台湾支持」を表明していた。当時の方励氏はインタビューで、「文化交流が政治的なことで制限を受けてはならない」と語っている。
「台湾は文化の砂漠」コメントについて方励氏は、「自分をよく思わない記者が腹いせに書いたのだろう」と語っている。一連の報道について中国のネットユーザーからは、「台湾が文化の砂漠なら、中国は文化の地獄だ」との声が聞かれている。(翻訳・編集/Mathilda)
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