中国の嫦娥5号チーム、国際宇宙航行アカデミー「ローレンス・チーム賞」を受賞

人民網日本語版    2023年11月22日(水) 15時30分

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中国の月探査機「嫦娥5号」のチームはこのほど開催された第74回国際宇宙会議で「ローレンス・チーム賞」を受賞した。

中国の月探査機「嫦娥5号」のチームはこのほど開催された第74回国際宇宙会議(IAC)で「ローレンス・チーム賞」を受賞した。嫦娥5号の胡浩(ホー・ハオ)チーフエンジニアは授賞式で、「嫦娥5号の採取した月の科学研究サンプルが近く各国に提供され、各国の科学者による共同研究と成果共有を歓迎する」と明らかにした。

「ローレンス・チーム賞」は2001年に創設された、国際宇宙航行アカデミー(IAA)の毎年授与する2つの大きな賞の1つで、宇宙開発分野で卓越した成果を挙げたチームを表彰するのが目的だ。嫦娥5号は技術革新、科学的発見、国際協力などの面で卓越した成果を挙げ、各国の宇宙関係者から高く評価された。

嫦娥5号は中国初の月面サンプルリターン・ミッションを達成し、当時、中国で最も複雑かつ技術的難度が最大のプロジェクトであり、月面サンプリング、月面離陸・上昇、月周回軌道上でのドッキング・サンプル移動、スキップ再突入・帰還などの重要技術において、一挙にブレークスルーを遂げた。嫦娥5号は1回の月面自動サンプリングとして世界最大量となる1731グラムの月面サンプルを持ち帰った。中国にとって同ミッションは高水準の科学技術の自立・強化を実現するリアルな実践例であり、後続の無人月面科学研究ステーションや有人月面着陸などの基礎を固める、宇宙飛行事業の発展における新たな重要な一里塚となった。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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