2023年11月23日、中国メディアの環球時報は、国際的な言語教育期間EFエデュケーションファーストによる調査報告で、日本人の英語能力が87位まで落ちたことが明らかになったと報じた。

記事は、EFが英語以外を母国語とする113カ国・地域を対象とした英語能力に関する調査で、日本人の英語能力が87位となり、アジアの23カ国・地域15位だったと紹介。アジアではシンガポールが2位で最高位となり、以下フィリピンの20位、マレーシアの25位、香港の29位と続き、韓国は49位、中国は82位でいずれも日本より上位となったことを伝えた。

また、日本の87位はマラウイ（86位）、アフガニスタン（88位）、メキシコ（89位）などと同程度の英語水準であるとし、同調査が初めて行われた際は40カ国・地域のみが対象だったこともあって14位と比較的上位だったものの、対象国・地域が増えるのに伴い日本の順位は徐々に落ちていったとしている。

記事によると、今回の調査は113カ国・地域の約220万人がオンラインで参加した無料の英語テストの結果データを踏まえてランキング化したもので、被対象者の年齢中央値は26歳。上位の大半は欧州諸国であり、今年の1位はオランダだったという。（翻訳・編集/川尻）