山に囲まれ起伏が多く、「山城」と呼ばれる重慶市は立体的な交通網が特徴的で、「8Dマジカル」都市とも呼ばれている。また、にぎやかな街の地下にも、四方八方に交差する隠れた「マジカルジオフロント」がある。それは、約2万平方メートルの防空壕18カ所からなる地下防空壕群で、渝北区の竜頭寺公園と江北区の九街を地下で連結している。今はそこが「地下都市」に変身し、重慶ならではの新たな注目スポットとなっている。新華網が伝えた。

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そんな「地下都市」に最近、5000平方メートルのスペースに208卓のテーブルが並ぶ「スーパー火鍋店」がオープンした。重慶の最も特色ある「ご当地グルメ」である火鍋を防空壕で食べるというのは、重慶では決して目新しいことではないものの、これほど大規模な地下にある火鍋店となると、この店が初めてで、多くの市民や観光客が押しかけている。

20世紀に建設された防空壕には、「山城」である重慶の都市文化や多くの人の思い出が詰まっており、今では重慶の文化観光発展の新たな注目ポイントとなっている。統計によると、今年以来、重慶の防空壕を訪れた観光客は延べ100万人以上にもなっている。（提供/人民網日本語版・編集/KN）