かぜ薬4種類を同時に飲んだ高校生、集中治療室に搬送される―中国

Record China    2023年11月28日(火) 21時0分

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24日、杭州網は、中国浙江省で16歳の高校生が4種類のかぜ薬を同時に飲んで体調を崩し、集中治療室に搬送されるトラブルがあったと報じた。

2023年11月24日、中国メディアの杭州網は、中国浙江省で16歳の高校生が4種類のかぜ薬を同時に飲んで体調を崩し、集中治療室に搬送されるトラブルがあったと報じた。

記事によると、近ごろ中国で呼吸器疾患が多発しており、自身でかぜ薬や解熱剤、咳止めを買い求める人が増えている中で、浙江省に住む16歳の男子高校生がこのほど、発熱するなどかぜの症状があったことからイブプロフェン薬と複方アミノフェンサミンカプセルの2種類の薬を服用した。その後明らかな症状の改善が見られなかったことからさらに別の2種類のかぜ薬を飲んだという。

男子高校生はほどなく嘔吐や下痢、胸のつかえ、排尿障害などの症状を訴えた。現地の病院で診察を受けたところ胃腸炎と診断されて治療を受けたものの好転せず、別の病院に家族が連れて行ったところ急性腎不全と横紋筋溶解と診断されて集中治療室に5日間入院することになった。その後症状は回復して一般病棟に移り、現在ではすでに退院して腎臓などの機能も正常に戻ったという。

医師は「薬は過量摂取したり別の種類のものを合わせて飲んだりしてはいけない。成分の用量が増えるだけでなく、薬物間の相互作用が容易に引き起こされて腎臓や肝臓に障害が発生する」と指摘し、自己判断で勝手に薬の種類や服用量を変えないよう呼びかけている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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