激増した訪日外国人客が現地人の生活にも影響―台湾メディア

Record China    2023年11月28日(火) 15時0分

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26日、台湾メディアTVBSは、新型コロナ後のインバウンド再開や円安の影響で多くの外国人観光客が訪れるようになった日本では、一部の観光地でオーバーツーリズムが発生していると報じた。写真は京都。

2023年11月26日、台湾メディアTVBSは、新型コロナ後のインバウンド再開や円安の影響で多くの外国人観光客が訪れるようになった日本では、一部の観光地でオーバーツーリズムが発生していると報じた。

記事は、日本政府観光局(JNTO)が16日に発表したデータで、10月の訪日外国人数が新型コロナ前の2019年10月を0.8%上回る251万6500人に達したことが明らかになったと紹介。最も多かったのが韓国人の63万1100人で、台湾人の42万4800人が続いたと伝えた。

そして、紅葉のシーズンを迎えた京都では至る所で外国人観光客を見かけるようになり、今月清水寺を訪れた外国人観光客の数が19年11月の1.14倍に上っているとした上で、清水寺に近いバス停では路線バスが次々とやって来るにもかかわらずどの便も満員で乗れない状態となっており、現地住民が不満を募らせていると指摘。この問題を解決すべく京都市では路線バスを1日100便以上増便するなど、この2カ月で17種類の対策を講じたものの、観光客の増加ペースに追いつかず、混雑が解消できていない状況だと紹介した。

また、関西空港でも多くの外国人観光客を見かけるようになっており、9月の国際線旅客数は149万4602人と19年の同時期の79.7%まで回復する一方で、旅客の増加に伴って出国検査に長蛇の列ができ、1時間半以上待つケースも発生していると紹介。同空港ではターミナルのリニューアル工事を実施している関係で処理能力が一時的に低下しており、12月に新たな国際線ゾーンが開放されることによってどれだけ混雑が緩和できるかが注目されているとした。

記事はこのほか、外国人観光客の増加に伴ってホテルの宿泊費も上昇しており、総務省が発表した10月の消費者物価指数で宿泊料の伸び率が前年同月比42.6%と大きく上昇したことを併せて紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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