中国の工業企業は利益が持続的に回復・好転している。国家統計局が27日に発表したところによると、今年10月には、全国の一定規模以上の工業企業（年売上高2000万元以上の企業）の利益が前年同期比2．7％増となり、3カ月連続のプラス成長を達成した。

全体的に見ると、1-10月には全国一定規模以上の工業企業の利益が同7．8％減となったが、減少幅は1-9月に比べて1．2ポイント縮小した。今年3月以降、減少幅は月を追うごとに狭まっている。

同局工業統計司の于衛寧（ユー・ウェイニン）スタティスティシャンは、「中国の工業生産は安定的に成長し、製品の販売率が4カ月連続で97．0％以上をキープして、企業の売上高の持続的な改善をもたらした。1-10月には、一定規模以上の工業企業の売上高は同0．3％成長し、1-9月の横ばいから成長に転じた。そのうち、10月の売上高は同2．5％増で、成長率は9月を1．3ポイント上回り、4カ月連続の回復・上昇となった」と述べた。

于スタティスティシャンによると、経営主体の活力が絶えず増強している。1-10月には、一定規模以上の工業企業の利益の前年同期比減少幅が1-9月に比べて、国有企業、民間企業、外資系企業および香港・マカオ・台湾資本企業はそれぞれ1．6ポイント、1．3ポイント、0．3ポイント縮小した。大型企業、中型企業、小型企業はぞれぞれ1．0ポイント、1．2ポイント、1．9ポイント縮小した。（提供/人民網日本語版・編集/KS）