2023年11月29日、韓国・国民日報は「1次投票で29票を得るにとどまり、韓国・釜山の2030年国際博覧会（万博）誘致計画が失敗に終わった中、韓国の誘致委員会が製作した最終プレゼンテーション映像に不評の声が相次いでいる」と伝えた。

記事によると、パク・ヒョンジュン釜山市長、ナ・スンヨン釜山エキスポ広報大使、パン・ギムン元国連事務総長らは28日午後（現地時間）、パリで開かれた博覧会国際事務局（BIE）の総会で最終プレゼンテーションを行い、支持を訴えた。最終プレゼンテーションは約20分にわたって行われ、33秒ほどの映像と共に終了した。

最後の映像は、歌手PSYのヒット曲「江南スタイル」のBGMと共に釜山エキスポの広報大使を務めた世界的指揮者のチョン・ミョンフン、ソプラノ歌手のチョ・スミ、歌手のキム・ジュンスが登場し、「Your Choice」「Your Future」と支持を訴える内容となっていた。その後もK‐POPアイドルやPSY、俳優イ・ジョンジェら有名人が続々と登場して「Only 1 Choice」「Only 1 Choice Busan」などと呼びかけ、花火の映像と共に終了したという。

この映像を見た韓国のネットユーザーからは「編集やコンセプトがダサい」「安っぽい」「ただ有名人を集めただけで、内容もひどく技術的にも古くさい」「『江南スタイル』はさすがに古くないか？」「江南に誘致していると勘違いされたかも」「『江南スタイル』に大量のK‐POPアイドル。大学生でもこんな映像は作らない」「万博とK‐POPに何の関係がある？。国際的なイベントには必ずといっていいほどK‐POPを絡ませるけど、韓国にはK‐POP以外に何もないの？」「戦略も立てず、内容もなく、分析もしない。ただ虚勢を張ってばかりの万博誘致戦だった」など、厳しい声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）