中国外交部の汪文斌報道官は29日の定例記者会見で、サプライチェーン問題において国際的には開放と閉鎖の二つの流れが存在するとの記者の質問に答え、「中国の選択はハイレベルの対外開放の推進を堅持し、開放型世界経済の構築を積極的に推進することだ」と述べました。

汪報道官は「習近平国家主席は世界の産業チェーン・サプライチェーンの強靱（きょうじん）性と安定を守ることは世界経済の発展を推進する上で重要な保障となり、世界各国国民の共通の利益に合致すると指摘している」と示しました。

汪報道官は、「李強国務院総理は28日に中国国際サプライチェーン促進博覧会の開幕式に出席して基調講演を行い、中国は世界の産業チェーン・サプライチェーン協力の参加者、受益者であると同時に、確固たる擁護者、建設者でもあると指摘した」として「中国は各方面と共に、世界の産業チェーン・サプライチェーンをより強靭、より効率的、より活力に富んだものにし、世界経済の回復と世界の発展、繁栄を促進するためにより大きな貢献をしていきたい」と述べました。

汪報道官は「李強総理は産業チェーン・サプライチェーンの国際協力の深化について4点の提案を行い、安全で安定し、円滑で効率的、開放的で包摂的な、互恵・ウィンウィンの産業チェーン・サプライチェーンの共同構築を提唱し、各国の企業家が世界の産業チェーン・サプライチェーンの着実な運営を推進するために積極的な役割を果たすことに期待を示した」として、「中国は各国企業の中国での投資・事業展開に対してよりいっそうの便宜を図り、より良い保障を提供する」と明らかにしました。（提供/CRI）