ニール・ブッシュ氏「中国は経済成長率5%で失敗と言われ、米国は2%で繁栄と言われる」―中国メディア

Record China    2023年12月5日(火) 5時0分

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中国メディアの環球網は3日、12月初めに広州で開催された国際会議に出席したジョージ・ブッシュ米中関係財団のニール・ブッシュ会長に対するインタビュー記事を紹介した。

中国メディアの環球網は12月3日、中国・広州で12月1~3日に開催された「2023年中国を読み解く」国際会議に出席したジョージ・H・W・ブッシュ米中関係財団のニール・ブッシュ会長が、会議開催中に中国メディアからインタビューを受けた内容を紹介した。同会長は、ジョージ・ブッシュ・シニア大統領の息子でジョージ・ブッシュ・ジュニア大統領の弟だ。

記事によると、ブッシュ会長は中国経済の今後や米中間の貿易関係の発展が今後にもたらす影響について質問を受け、「私は経済の専門家ではありませんが、長年中国経済を観察してきました。この間、さまざまな経済体制の予想家たちは『中国経済は破綻する』と言い続け、こうした予測記事は米国の新聞をにぎわかせてきましたが、現実はどうでしょう?中国経済はこれまで失敗したことがありません」と述べた。また「現在、新聞のトップ記事は中国の金融状況がいかに悪いか、中国の不動産がいかに厳しいか、若者の失業率がいかに高いかを伝えていますが、私は信じません」とし、「中国の経済成長率は5%ですが、多くの人は中国経済が完全に失敗したと思い、米国は2%でも米国人はまるで繁栄期に戻ったかのように言っています。この意味が分かりますか?」と語った。

ブッシュ会長はまた「中国経済は強い靭性(じんせい)があり、経済をけん引するポジティブな要素が多すぎるほどで、中国政府がマクロ調整を行う上で利用可能な政策の選択肢はたくさんあります。このため私は中国経済の今後に楽観的であり、その成長速度は依然として米国より速いでしょう」と予想した。また米中間の貿易については、「歴史を振り返れば、中国が長年にわたり米中間の緊密な貿易関係から多大な利益を得てきたのは明らかです。人民を貧困から救うという中国の目覚ましい成功の多くは、グローバリゼーションと国際貿易によるもので、米中貿易はこの中でも大きな割合を占めています」との見解を示した。

ブッシュ会長はさらに、「米国にとっても同じです。米国が世界最強の国家となり、米国が有する軍事力、経済力、そして世界に対する巨大な影響力は、中国との貿易関係から同様に恩恵を受けています。数年前まで、両国はウィンウィンの関係でした」と述べ、「両国には貿易や関税の問題で懸念や憂慮がありますが、関税の引き上げにより貿易の自由な流れを制限することは望ましくないと思っています。ですから私は米国政府が政治的な勇気をもって正確にことを進め、貿易戦争を悪化させるために貿易障壁を築くのではなく、二国間貿易にインセンティブを与えることを希望しています」と語った。(翻訳・編集/榊原)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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