外国人観光客増加で日本の航空業が好調―華字メディア

Record China    2023年12月5日(火) 13時0分

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日本の華字メディアの中文導報は4日、「外国人観光客が日本の航空業界に業績の迅速な回復と急速な発展をもたらす」とする記事を掲載した。写真は成田空港。

日本の華字メディアの中文導報は4日、「外国人観光客が日本の航空業界に業績の迅速な回復と急速な発展をもたらす」とする記事を掲載した。

記事はまず、成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)がこのほど発表した2024年3月期中間連結決算(2023年4月~9月)について、日本の観光産業専門ニュースメディア、トラベルボイスの報道を引用する形で取り上げた。

それによると、営業収益は3期連続で増収となり、前年同期の531億円から997億円に増えた。国際線の発着回数と旅客数が前年同期を大きく上回ったことから、営業利益は前年同期の170億円の損失から43億円に、中間純利益は前年同期の185億円の損失から36億円となり、4期ぶりの黒字転換となった。

セグメント別では、空港運営事業が、空港使用料収入および旅客施設使用料収入が増加したことから、営業収益は前年同期比61.2%増の418億円で、営業損失は135億円。リテール事業は、直営店舗の物販・飲食収入、構内営業料収入とも大幅に増加したことで、営業収益は同318.3%増の422億円で、営業利益は115億円。施設貸付事業は、検疫所への貸付面積が減少したことなどから、営業収益は同8.8%減の142億円、営業利益は同21.2%減の58億円。

NAAの23年10月運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比82%増の301万7038人で、2カ月ぶりに300万人台を回復した。新型コロナ禍前の19年同月と比較すると15%減で8割超まで回復し、2年7カ月連続で前年を上回った。訪日客はコロナ禍前を初めて上回り、10月の過去最高を記録した。総発着回数は23%増(19年同月比12%減)の1万8521回で、2年7カ月連続で前年を超えた。

国際線旅客数は2.24倍(19年同月比22%減)の232万4119人で、5カ月連続で200万人を突破した。うち日本人は84%増(同54%減)の54万9955人、外国人が3.60倍(同3%増)の156万3438人、通過客が31%減(同21%減)の21万726人。国内線旅客数は12%増(同16%増)の69万2919人だった。

国際線旅客は2年8カ月連続で前年を上回った。外国人旅客はコロナ禍前を上回る一方、日本人旅客は半数以下にとどまり、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は2年8カ月連続で前年同月を上回り、10月の過去最高を記録した。

発着回数は、国際線が1万1432回で、19年比では21%減で完全回復には至っていない。国内線は同4%増の4326回。

NAAは、23年度通期の国際線旅客数を前年度比105.3%増の2783万人、国内線旅客数を同9.6%増の763万人と予想。営業収益を同52.7%増の2006億円と見込んでいる。

記事はさらに、関西3空港を運営する関西エアポートが11月24日に発表した10月の関西国際空港の旅客数についても、日本経済新聞の報道を引用する形で取り上げた。

それによると、外国人旅客数は前年同月の6倍の132万8258人だった。19年同月比では1%増で、コロナ禍前を初めて上回った。9月末から10月初旬にかけての大型連休の影響で、韓国や香港・マカオからの旅客数が増えた。日本人を含めた国際線旅客数は前年同月の5倍の165万8340人で、19年同月の90%水準まで回復した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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