英国に貸与されていたジャイアントパンダの「陽光（ヤングアン）」と「甜甜（ティエンティエン）」は5日朝、四川省の成都双流国際空港に到着しました。

2頭は英国のエディンバラ動物園を4日に出発しました。動物園のスタッフが、2頭が入った箱を慎重にトラックに運び、しっかりと固定しました。スタッフによりますと、動物園は、パンダが箱の中の環境に慣れるよう事前に適応訓練を行ったほか、2頭に「機内食」として英国本土で栽培された新鮮な竹を用意しました。トラックは午前9時45分ごろ、ゆっくりと動物園のゲートを出て、エディンバラ空港に向かい、2頭は帰宅の途に就きました。

2頭は2011年12月、スコットランド王立動物学会と中国野生動物保護協会の合意により、エディンバラ動物園に来て12年を過ごしました。スコットランド王立動物学会によりますと、100万種の動植物が絶滅の危機にひんする中、2頭は、数百万もの人々が自然に関心を寄せるのを励まし、信じられないほどの影響を与えたとのことです。（提供/CRI）