世界最深・最大の極深地下実験室の錦屏大施設、科学的運営を開始―中国

人民網日本語版    2023年12月8日(金) 16時30分

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中国錦屏地下実験室2期極深地下極低放射バックグラウンド先端物理実験施設土木建築共用プロジェクトが7日に竣工し、実験の条件を備えた。

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中国錦屏地下実験室2期極深地下極低放射バックグラウンド先端物理実験施設(錦屏大施設)土木建築共用プロジェクトが7日に竣工し、実験の条件を備えた。これは世界最深・最大の極深地下実験室が正式に科学的運営を開始したことを示している。第1陣となる清華大学、生態環境部、北京師範大学、中国原子力研究院、上海交通大学、四川大学、中国科学院大学、工業・情報化部電子第五研究所などの10の実験プロジェクトチームがこの世界最深・最大の極深地下実験空間に入居した。人民日報が伝えた。

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錦屏大施設は中国初の極深地下実験インフラ建設プロジェクトであり、世界最大建設規模の極低放射バックグラウンドを持つ総合実験施設でもある。同実験室は四川省涼山イ族自治州錦屏水力発電所錦屏トンネル中部の地下2400mに位置する。錦屏山を天然のプラットフォームに、水力発電所沈埋長トンネルを基礎にしている。世界のその他の地下実験室と比べると、中国錦屏地下実験室は岩石に最も深く覆われ、空間放射線量が最も低く、バックグラウンド放射線が最も少なく、利用可能な空間が最も広い。さらに交通の便が良く、電力と水源が豊富で、インフラが完備しているといった優位性がある。

錦屏大施設は粒子物理学および核物理学分野における国の代表的な製品で、暗黒物質、ニュートリノ、天体核物理学などの先端物理科学の研究に極低放射バックグラウンド実験条件を提供している。開放・共有のビッグサイエンス装置としての錦屏大施設はまた、地球深部岩石力学や地球深部医学などの地球深部科学に絶好の研究のプラットフォームを提供している。同実験室は将来的に学際的な世界レベルの深地科学研究の中心地になる。これは中国が未知の世界を探査し、自然法則を発見し、科学技術の変革を実現し、科学技術イノベーションを推進する上で非常に重要な意義を持つ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)



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