台湾人もビックリ、「日本には台湾の素材使う台湾にない台湾料理がある」―台湾メディア

Record China    2023年12月11日(月) 19時0分

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台湾では最近になり、日本を旅行した台湾人が「名古屋に行ったら台湾にない台湾料理があった」とSNSに投稿したことで、話題になった。

台湾では最近になり、日本を旅行した台湾人が「名古屋に行ったら台湾にない台湾料理があった」とSNSに投稿したことで、話題になった。台湾メディアの今日新聞は、台湾とのつながりがないでもなく、台湾とは違うが台湾の素材も使ってはいると紹介する記事を発表した。以下は、同記事の主要部分だ。

名古屋では、台湾料理が雨後のタケノコのように次々に出現する。ある台湾人ネットユーザーは名古屋を旅行した際、メニューに台湾料理があるが、台湾では類似の料理を全く見たことがないとして、思わずツッコミを入れた。

同投稿には、多くの台湾人がコメントを寄せた。「台湾人はそんなひどいことはしないぞ」「名古屋人は基本的に、どんな料理にも台湾の名をつけることが好きなのさ」「台湾で作られた日本ラーメンもたくさんあるけどね」などで、面白がっているユーザーも目立つ。

さらに、やや専門的な意見として「名古屋では『台湾』が辛みの代名詞になっている。台湾発祥の料理を指すのではない」「日本人は、辛い肉燥(ロウザオ、台湾風肉みそ)が入っているのが台湾の味と思っているのさ」との指摘も寄せられた。

名古屋の“台湾料理”の元祖は、1970年代に登場した台湾ラーメンだ。作り出したのは名古屋市内にある台湾料理店の「味仙」を経営していた台湾系の郭明優氏で、台湾料理の担仔麺のおいしさが忘れられず、トウガラシやニンニク、辛みを効かせた肉燥、さらには四川料理の辛みづけを組み合わせ、さらに名古屋人の口に合うように改良した。すぐに大人気になり、「台湾ラーメンとは辛口ラーメン」と見なされる風潮も発生した。

名古屋では、多くの店が台湾ラーメンを提供するようになった。肉燥を使うことが台湾ラーメンの大きな特徴であるために、さらにその後は肉燥を使った別の料理の名にも「台湾」の2文字が冠せられるようになった。

名古屋ではまた、「台湾」が辛味の代名詞にもなっている。実際の台湾の肉燥に辛みはないが、日本人は辛みのある肉燥を台湾の味と思っているようだ。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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