CRI online 2023年12月12日(火) 11時20分
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中国外交部の毛寧報道官は11日の定例記者会見で、フィリピンが船舶を派遣して、中国の南沙諸島・仁愛礁の海域に無断で侵入したことに関する記者からの質問に答えました。
毛報道官は「フィリピンの輸送・補給船1隻、公船1隻、海洋警察船2隻が10日、中国政府の許可を得ずに中国南沙諸島の仁愛礁付近の海域に無断で侵入し、仁愛礁に不法に『座礁』させている(居座り続けている)軍艦に建築資材を輸送しようとした。その間、フィリピン側の船舶は中国海警船の警告を無視して仁愛礁のラグーンに突入し、現場にいた中国海警船に危険な方法で体当たりをしてきた。フィリピン側のこうした行動は中国の主権を著しく侵害し、中国の船舶と人員の安全に危害を及ぼすもので、中国海洋警察は国内法と国際法に基づいてフィリピン側の船舶に対して必要な措置を講じ、専門的かつ抑制的、合理的かつ合法的に行動した。中国外交部はこれについて、既にフィリピン側に厳正な申し入れを行い、強く抗議した」と述べました。
毛報道官はまた「私が強調したいのは、仁愛礁は中国の南沙諸島の一部であり、中国は仁愛礁を含む南沙諸島とその付近の海域に対して、争う余地のない主権を有しており、これは長期的な歴史のプロセスの中で形成、確立されたものであり、国連憲章を含む国際法に合致しているということだ」と述べました。その上で、「フィリピン側が不法かつ無効な南海仲裁案のいわゆる裁定に基づいて、仁愛礁がフィリピンの排他的経済水域と大陸棚に属すると主張し、仁愛礁に対する中国の領土主権を否定することは、国際法の原則に違反しており、法的には成り立たない」と指摘しました。
さらに、「最近、仁愛礁海域で何度も緊急事態が発生しているが、責任は完全にフィリピン側にある。その根源はフィリピン側が約束に背き、不法に『座礁』させている軍艦を引き上げないばかりか、大規模な補強を施し、永久占領を企もうとしていることにある」と指摘しました。毛報道官は「中国は、フィリピン側の仁愛礁不法占拠の企てに断固反対し、既に複数のレベル、複数のルートを通じて、フィリピン側に中国の厳正な立場を表明している」と示しました。(提供/CRI)
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